キネマ文字って知ってますか?
こんばんわ、キネマ屋です。
キネマ屋といタイトルですが、
キネマ文字というタイポグラフィの名称からとってます。
シネマの別称でもありますが。
どういうものかと言うと、こんな感じです。
独特の飾りが文字についた、若干読みづらい、
デザイナーの遊びがみれるようなつくり。
英字ではなく、日本語でしか表現できない魅力を感じます。
何か歪んだ美意識というものを感じます。
一説には、大正時代に流行したスタイルで新聞などの
映画広告(タイトルだけが羅列されていたような広告)で
よく使用されたとここと。
なぜ、こんなにも独特な装飾だったかというと。
先に書いた新聞広告欄で、目立つ必要があったからです。
より派手に、よく目立つ、インパクト、
現在でもよくデザイナーがクライアントから言われる文句です。
そんな状況で生み出された苦心の結晶(私の感情入ってます)、
それが優雅でおしゃれでうっとりしてしまう。
なかなか現代では拝見することはないかもしれません。
読みづらいですから。。。。。
前に「カツベン」という映画のチラシでキネマ文字を見かけて
いいなぁと胸が熱くなりました。映画は見に行けませんでしたが。
映画チラシの抜粋
タイトル横の「痛快活劇」や「監督」の文字なんかいいですね。
だいぶ読める形に制作されてますが。
この、「キネマ文字」文化を勝手に引き継ぎたく、
勝手に、更新は遅いですが細々と制作を続けています・・・
kinema.moji(instagram)
ご興味ありましたら、、、、
のぞいてみてください。よろしくお願いします。
更新できてない、、、、ですが、
そんな私は、文字についての書籍が好きで日本の創り文字について関心があります。
「現代図案文字大集成」なんかは文庫サイズなので、
カバンにこれ一冊入れて純喫茶でうっとり読むなんてことをやってました。
これは最近発売された本。まだ未購入、よく立ち読みはする(笑
近々買いたいと思います。
こんな風に一定数のレトロ文字オタク、愛好家、フェチは存在するのだと
新しい本が出るたび再確認できるのは幸せです。
私も制作再開して、自分で自分を幸せにしたいと思います。
ではまた。