名作はいつ見てもすごい。
名作には、普遍的なテーマや要素が含まれていると思います。
それは、小説や歌、漫画、アニメも例外なく。
名作というものは、いつ触れてみても発見があって、
刺激がありますね。
『機動戦士ガンダム』は疑う余地もなく、名作。
ただ初めて触れたガンダムは、ただのギャグアニメでした。
『SDガンダム』という2頭身の可愛くディフォルメされた
ガンダムキャラのギャグ中心のもの。
母が子供の興味を引くものとして近くのレンタルビデオ屋で
借りてくれたものをよく見ていたそうで。
その後は全く忘れ、しばらくは過ごしていました。
そんな忘れ去っていた『ガンダム』が中学校に入学した頃、
深夜放送で1stガンダム劇場3部作が放送されていたのです。
偶然夜更かししていた、その夜にたまたま見かけたのです。
なんか昔見てたなぐらいの感触でしょうか。
生まれる10年以上前の古いアニメーション。
劇場版といっても作画はあまり綺麗とは思えなかった初見。
(今見ると味があって惚れ惚れしますが)
古い絵だなぁと、一蹴しそうになったものの、見ていて飽きない。。しかも、連夜放送の映画2作目『哀戦士編』から見始めて、
話は分からないはずなのに目が離せなかった記憶があります。
途中で寝てしまったか、途中から急いで録画はしたか。。深夜に経験したあれは幻だったのかと思うほどおぼろげな記憶でした。
ただ、学校に行くとアニメに詳しい友人が深夜放送のガンダムを見ていたらしく、「あれは夢ではなかった」と同時に「1作目って見た!?」と食いついてました。
運よく友人が1作目も録画していたので当然借りて。
そこからは、ガンダムというものの魅力にしばらくは浸りっきりになりました。
何がそんなに衝撃だったのか、
それはアニメと言えど、リアルに感じる『戦争描写』があったからなのか。
キャラクターがただ可愛い、熱血といった記号的な人物ではなく、
身近な人格に感じれた。そんなアムロやフラウボゥが戦争を生き抜いていく。
田舎でのんびり時間が過ぎ去る私自身にとって、
それはとてつもないインパクトを持った作品に感じました。
ただ、私の1stガンダム体験は昔みた劇場版3部作で完結していたのです。
と以後のシリーズをなぞっていきました。
ただ、その原点たる『ガンダム』のアニメ放送版を見ておきたいと思い買ってしまいました。
北米版のブルーレイディスク。
全43話がパッケージ2枚と省スペース、低価格、助かります。
ククルスドアンのエピソードだけ欠番らしいが、なんで?
ネットでも見れるものを、
手元に置いておきたい物欲に負けて収集癖も相まって。。。購入!!
富野マニアとしては致し方なし。
富野監督の記念碑的作品、心ゆくまで楽しみたいと思います!!
全ての始まりは『哀戦士』です。