キネマ屋

日々の記録、趣味にまつわる思いを書き綴りたいと思います。

続・イデオン視聴感想

 

これはロボットアニメというよりもSF映画。

 

ガンダムを世に送り出した富野監督が、

まだガンダムについて再評価を受ける前から企画を開始し、

放送を開始させた大作!!

 

この作品については、昔から目にすることはあってもガンダムの影響に隠れてしまって全く見ようとしてこなかった。

なにせ、主役メカのルックスが、、ジムじゃん!

主役キャラ、アフロじゃん!

敵はなんだ、、、3本足!?うーん。。

 

ガンダムは後続作品があり、どんどんデザインも洗練されていたのですんなり原点も見れたのですが。

 

展示「富野由悠季の世界」を見てから、ガンダムに限らず過去の監督作品を積極的に見たい、と思い視聴をはじめてきました。

 

リーンの翼ダンバイン、初代ガンダムTV

ブレンパワード、、

 

そしてイデオン

 

これも、とんでもない作品でした、、

 

これは主に人間ドラマをガンダムよりも深化させていると感じました。種族同士の衝突、種族内での生っぽいやり取り。我の強い女性キャラは、社会的な女性進出を受けてのことなのか。驚くほど強く、好戦的。

 

主要キャラの1人、イデオンの女性パイロット「カーシャ」は誰かに守られる立場を嫌い、自分の身は自分で守れる立場に居たいと何度も主張する。

 

女性研究者の「シェリル」は、戦闘から一歩引いた視点で自分のエゴを膨らませていく。

戦いをどうにかするのは軍属の使命だと、自分は静観。してくれたらまだ楽。あーしろこーしろと、小言が多い。

 

そして異種族であり、敵でもあるカララ。

この女性が1番いい人として描かれる。

この人は自分の国から見放され、孤立していく。

それでも手をさしのばしてくれる、頼りになる男「ベス」

この二人は、異種族間で愛を育む。とは、直接描かないけど明らかに距離感で「できてる男女」というのははっきり伝わる。後半では確か赤ちゃんもできるしね。性教育!!

 

ほんとに富野監督は人間同士の群像劇を描いたら天下一ですね。

 

物語は後半戦で、イデの力を制御できないことに主人公達が恐怖し始める。

 

ジム顔やなんやと嫌悪してた時とは今はまったく違う印象です。とてつもないエネルギーを秘めた未知の兵器、ゆえにヒーローっぽくない、表情のないバイザー顔!

無表情、無個性、ゆえに恐ろしくも見える。

 

ガンダムに対しての無個性ジムの系譜。

 

そしてバカでかい、あの巨大感!

CGなんかでディティールを詰め込み放題なあのフラットな面でできたイデオンのデザイン。これはいつかCGメイクで実写映画にでもなれば敵の重機動メカとの対比も見れて、すごいインパクトだろうなぁ。。。

 

有名なヒロイン、キッチ・キッチンが登場した辺りなのでこの後、悲劇が起こるんだろうな。なにせ映画の冒頭で……YouTubeか何かでそこは見ました。

 

このままイデオンは楽しみたいと思います。

 

そして、、、

 

富野監督最新作GレコIII7月公開が決定!

尊敬するクリエイターの新作をリアルタイムで楽しめる。素晴らしい

 

コロナでまた延期とかにならなければ良いけども。GセルフとグリモアMGって出ないかなぁ。なんでサンライズバンダイは御大に冷たいのか。。Gレコに力入れて、子どもにアピールしなさいよ!

それば未来への投資でしょ!

欲を言えば、リギルドセンチュリーを拡大していってほしい!!富野監督から公式の設定資料(アニ舐め)も出たし、、ガンダムエース という場もあるのだから

もう宇宙世紀ものはいいよ。。

 

新しい世界の話が見たいもんだなぁ。なんてファンのたわごと。

日々の記録。