キネマ屋

日々の記録、趣味にまつわる思いを書き綴りたいと思います。

GのレコンギスタIII 宇宙からの遺産 鑑賞。

止まり切っていたブログを更新。

 

GレコンギスタIII 宇宙からの遺産

 

この待望の傑作が公開され、3度目の鑑賞を済ました今日この頃。溢れる想いを記事に。

 

尊敬してやまない富野由悠季監督が再編集、再構成した完全版のGレコ。

 

テレビ放送時期から私はどっぷりハマり、Blu-rayを買い、東京でのオールナイト上映に駆けつけ(富野監督も登壇された気はする)、再び東京の講演会に駆けつけサインまで頂いた家宝です。

 

そこまでリアルタイムで追いかけることができた初めての富野作品がGレコです。

 

そこから長い沈黙期間を経て

 

5年以上でしょうか。劇場版が公開されれば勢いで盛り上がる。Gレコ冬の時代を乗り越えて、今はTwitterでの感想拝見が何より楽しく。嬉しい。

 

しかし、基本的に楽しんだが、劇レコIIIは豪華版な絵になり、追加されたドラマが際立つ、あくまでもTV版をなぞるファン向け作品で盛り上がりに欠けるのは寂しかった。

公開時期も短かかった。

 

今回のIII公開までは、コロナ禍があり、ハサウェイがあり、また耐える日々でした 笑

公開から1年以上空いた。

 

ようやく公開された作品は、最高でした!

この情報量、この展開スピード、そして再構成による見やすさ!整理された劇盤音楽!

公開初日、見終えた瞬間は呆けていました。幸せすぎて。ヤベェ~良かったぁと。

 

ベルリとアイーダ姉弟関係が分かってしまう所、正直TV版でもアッサリし過ぎていてモヤモヤはありましたが、今回はココが丁寧に補強されてましたね。

 

アイーダがビー玉をベルリに手渡すシーン。

小道具としてのビー玉。

それでも託した想いを演出してる、と感じた。

 

ゾクっとくる感動がありました。

 

そこからは激闘、共闘、宇宙お掃除合戦!

 

怒涛の勢い、それでも映像の流れで圧倒的な快感がある、、、!!すごいアニメーションの力を感じました。

 

富野監督の新しいインタビュー記事などチェックを絶やさず、ここまで追いかけてきて、このクオリティのGレコをまた観れる喜び。

TV版でも十分に楽しめていたのですが、映画となって解像度がグンと高まった感はあります。

 

モビルスーツデッキの背景で忙しなく動くクルーたち。アメリア軍に数多く配備されたグリモアトワサンガでワラワラ動くネオドゥ。生活、文化、暮らしぶりが補強され、よりGレコのもつ魅力が強化されている。

 

興行収入の数字なんか関係なく圧倒的に私の中では近年の映画で1番楽しめた。

トミノコ族に本気で憧れる。仲間と語り合いたい。

 

このままの勢いでⅣ 富野監督の元気な姿と共に見続けていきたい!!

 

富野監督にはいつまでも元気でいてほしい。

某雑誌では、現場で働けるのは体力的?にもあと3年だ、と語っていた。そうかぁ、80歳だものね。。いつかくる時、世界にとてつもないショックが走るだろうなぁ。

スタンリーの時もそうでした。

 

そんな思いを吹き飛ばす元気な姿をまだ見せてくれる監督。尊敬してます!