ダンバインGO
バイストン・ウェルの物語を、覚えている者は幸せである。
聞き覚えのあるナレーションだと思うのは、私がオタクだからでしょうか。
と言いましても、冒頭ナレーションで始まるアニメ『聖戦士ダンバイン』をまだ未視聴だったのですが。
異世界転生アニメが多い昨今、少しニュアンスは違いますが『リーンの翼』という異世界ものアニメを思い出し、DVDを引っ張り出して見返していました。
この作品は、尊敬してやまない富野監督作品なのですが先出の『ダンバイン』と世界観を共有した物語になります。
異世界「バイストンウェル」、昆虫的なルックスのメカ「オーラバトラー」、
よくわからない称号?「聖戦士」。
物語の展開スピードも圧倒的に早く、初めて聞く造語の数々にアニメ設定好きな私としては美味しくいただける作品でした。
ただ、万人受けはしないんだろうなぁという哀しさはあるのですが。。
とても濃い作品なので、関連書籍などを読んでズブズブに設定にハマる気質があればとても良い作品です。
前置きが長くなったのですが、リーンの翼に触発されて作品のルーツ『聖戦士ダンバイン』の視聴を始めました。
ガンダムを作り上げた富野監督が、劇場版ガンダムの大成功の翌年(1983年)、全49話構成で作り上げた異世界転生ファンタジー。
当時としては珍しい異世界ファンタジーもの、昆虫型のロボットなど今ではときめく設定ですがなかなか視聴者に受け入れられるのに時間がかかったみたいですね。
私の体験的には異世界物に初めてハマったのは、
昆虫型ロボットと言えば、
小学校の時に大流行した「メダロット」でしょうか。
さて、ダンバイン本編ですが現在1〜4話を視聴。
主人公は日本人で、ヒロインはアメリカ人、この設定だけでも珍しい気がする。
ヒロインの名前 マーベル・フローズン なんて良い響き。
ビジュアルもイイ女。この表情がイカす。
初めて触れる話だけに、出てくる造語の「?」を会話の中から「こういうことかな」と理解するのが中々緊張感があって面白い!
まず驚いたのが、作画めっちゃかっこいい!
人物描写がリアルタッチで、かっこいい女性がとにかく画面に映える。
クセが強い富野アニメの女キャラを強烈に感じますね。
そしてメカ描写が細かくて、ガンダム以上のクオリティを感じる。
(ガンダムのヒットが予算を生んだのかな、ザブングルではリッチでないけど)
激しいエフェクトで画面がビカビカ光るみたいな今のトレンドとは違う、剣を持った昆虫メカがぶつかり合う地味だけど勢いで誤魔化さないアニメーターの心意気を感じる。
これは見応えがあるぜ。。。!!
まだまだ先は長いのでたっぷりと楽しめるのはなんと嬉しいことか。
ラストの「皆殺しの富野」という伝説は知っているのですがどう話が展開して行くのか。
私は安定の富野作品好きのようです。何度見返しても面白いし。
しかし、TV版イデオンは未視聴だし、ザンボット、ダイターンもまだ見てない。
心待ちにしているGレコ劇場版もあるのでこの先まだまだ楽しみがあると思うと幸せです。
富野沼がすごいのは、アニメとは別に小説も山ほどあるのがバイストンウェル作品。
『完全版リーンの翼』の小説もいつ読み始めるか時間の問題です。